多くの方にとって、家を建てるというビッグイベントは人生で1度きりの可能性があります。
そんなビッグイベントを失敗しないために、
家づくりの時期を見極めたいですよね。
そこで今回は、家を建てるならいつがいいかご紹介します。
また、家づくりの足がかりとなる頭金の貯め方も一緒に紹介します!
家づくり計画に大切な4つのポイント
家を建てるタイミングを決める際の指標として、人生設計やライフステージと経済・社会状況にわけられます。
しかし、経済・社会状況の未来は予想できないため、
家を建てるタイミングの指標にしてしまうと、長い期間家を建てられない状況が続く可能性があります。
そのため、人生設計やライフステージを指標にすることをおすすめします!
①ライフステージ
初めて家を購入する人の平均年齢は30代後半から40代前半が中心であるというデータがあります。
この年代は結婚や出産、子育て、進学などのライフステージの変化が多く、結婚や出産のためや、子供や家族のために購入する人が多いです。
また、50代の方の購入理由は、老後の安心のためである人が多いです。
最近は、シングルの方や20代の方でも家を建てることが増加しています。
結婚や子供に関すること以外でも、仕事の変化や年齢によってもライフステージは変化するため、生活を安定させてくれます。
②年齢
住宅ローンを借りる場合、年齢をベースに考えることも1つの手です。
一般的な住宅ローンの返済期間は35年間であるため、
定年退職する65歳までに返済するためには30代前半には住宅購入しておくべきでしょう。
また、住宅ローンを組む際には、住宅ローン返済中に返済できない事情が発生した場合に住宅ローンの残高がなくなる団体信用生命保険への加入をおすすめします。
ただしこの保険は病気の有無で加入できない可能性があるため、病気のリスクが低い若い間に住宅の購入を検討するのが良いでしょう。
③年収
資金計画を立てる際には、年収が大きな影響を及ぼします。
住宅ローンを審査する場合、現段階での年収によって返済可能額も変わるため、家を建てる際の大きな判断軸になります。
住宅市場動向調査によると、初めて新築の注文住宅を購入した1世帯あたりの年収は、733万円が平均値です。
しかし、ライフイベントは個人によって異なる上に、購入する年齢も違います。
そのため、住宅ローンの返済額を年収の15%から20%に収めることで、
無理のない資金計画を立てられます。
④時期・シーズン
年度末には子供の入学、卒業や会社員の転勤・異動が、
9月の初秋には不動産取引が多くなります。
そのため、注文住宅の工事が多くなり、工事期間が伸びてしまう可能性があります。
家を建てる時に悩むポイントをご紹介!
家を建てるタイミングについて、先程紹介した4つの軸以外にも悩むポイントがあります。
ここでは、2つのポイントを紹介します。
出産前後に家を建てる場合、出産時期に家を建てることになっている場合、
それぞれにメリットと注意点があります。
★出産前に家を建てる場合のメリットと注意点
出産前に家を建てるメリットは、出産後に子育てに専念できる他、家のプランを入念に計画できます。
しかし同時に、出産と育児に必要なお金を考慮する必要があり、子育て環境に注意しなければいけません。
★出産後に家を建てる場合のメリットを注意点
出産後に家を建てるメリットは、子育てをイメージしながらプランや間取りを決定できることです。
また、注意点としては、家づくりと子育てを両立する負担の大きさが挙げられます。
それぞれのメリットと注意点を考えた上で、家を建てる時期を検討するのをおすすめします。
家を建てるための足がかりは?まずは頭金を貯めましょう
家を建てる際に多くの方が借りることとなる住宅ローンは、頭金を用意しておくことで、利息が減少するため返済額が減少します。
ここでは、頭金を貯める方法を紹介します。
①財形貯蓄
財形貯蓄は、勤め先の福利厚生で導入されている場合に利用でき、給与から一定額を天引きし、提携する金融機関に積み立てる制度です。
財形年金貯蓄と財形住宅貯蓄の合計で最高550万円までの利息が非課税になるため、資産を形成しやすくなります。
②株や外貨への投資
資金を株や外貨などにして投資することで、資金を増やせます。
しかし、資金が減少するリスクもあるため、適切な知識を持って利用しましょう。
③コツコツ貯金
家を建てるまでに時間がある方や少しずつ貯金できる方なら、コツコツ貯金することも頭金を貯められます。
一定の貯金を貯めるには長時間かかかりますが、リスクを負わずに資金形成できます。
まとめ
今回は、家を建てる時期と悩むポイントにあわせ、頭金の貯め方を紹介しました。
家を建てるタイミングは家庭によって変わりますが、ライフステージや年齢を軸に判断する方が多いです。
また、出産前や出産後に家を建てる場合のメリットやデメリットはそれぞれ異なるので、家庭で相談して決めるべきでしょう。
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