二階建ての間取りアイデアを取り入れて住み心地を良くしよう!
二階建てのマイホームを建てたいが、どのような間取りを採用すべきかわからないという方も多いのではないでしょうか。
今までワンフロアの賃貸住宅で暮らしていたという場合は生活のイメージがしにくいですよね。
二階建ての家を建てるなら、階段を活かしたおしゃれなデザインや、開放的で動線に配慮した間取りを採用することをおすすめします。
今回は、二階建てだからこそできるおすすめの間取りアイデアを紹介します。
暮らしやすくておしゃれなマイホームにしたいという方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
二階建てにおすすめ!間取りのアイデア10選
二階建てにおすすめな間取りのアイデアを紹介します。
①吹き抜け
一階と二階をつなぐ吹き抜けを採用することで、開放的な空間に仕上げることができます。
二階建ての吹き抜けは、平屋の勾配天井よりも天井の高さを確保できるため、より空間が広く見える効果も。
家族が長く過ごし、来客の頻度の多いリビング・ダイニングの吹き抜けがおすすめです。
また、圧迫感の感じやすい廊下や階段、日当たりの悪い玄関などに採用しても良いでしょう。
②リビングのスケルトン階段
リビング階段を採用するなら、デザイン性の高いスケルトン階段のある間取りがおすすめです。
スケルトン階段とは骨組みだけで作られた階段のことで、周りに壁などがないため圧迫感がありません。
LDKのアクセントになるため、おしゃれな空間に仕上がるでしょう。
ただし、子供が小さな頃は階段周りにネットなどをかけて、安全性に対して配慮することをおすすめします。
③スキップフロア
階段を活かした間取りを採用したいなら、スキップフロアがおすすめです。
スキップフロアとは、階段の途中にスペースを作った間取りのことを指します。
勉強やテレワークスペース、趣味の空間などさまざまな使い方ができます。
LDKから目の届く位置に配置すれば、コミュニケーションも取りやすいです。
カウンターやニッチなどをつけて、使いやすくおしゃれなスキップフロアに仕上げましょう。
④階段下スペース
階段があるなら必ずできる空間が「階段下スペース」です。
棚や扉を付ければ収納として、カウンターを付ければちょっとした作業スペースになります。
スキップフロアを採用する場合は階段下スペースも広くなるため、子供専用の遊び場やペットスペース、納戸として活用しても良いでしょう。
家族の暮らしに合わせて階段下をカスタマイズしてみてくださいね。
⑤ロフト・小屋裏収納
天井裏の空間を活かした、ロフトや小屋裏収納のある間取りもおすすめです。
ロフトを作って窓を付ければ、高い場所から外の景色を楽しむことができます。
子供の秘密基地や映画鑑賞ができるシアタールームにするなど、さまざまな使い方ができるでしょう。
また、使用頻度が低い大きな季節物などをしまう空間としてもおすすめです。
ただし、小屋裏空間は夏場に高温になる点、ハシゴの上り下りや天井高が低い場所の移動が大変などのデメリットもあります。
エアコンや固定階段などの採用を併せて検討してくださいね。
⑥二階ホールのフリースペース
階段を上ってすぐの空間を少し広めにして、二階ホールを作っても良いでしょう。
二階ホールは次のような使い方ができます。
- チェアなどを置いてゆったりくつろぐ
- 室内物干の空間にする
- 本棚を造作して家族のライブラリーに
- カウンターを造作してワークスペースに
- 畳コーナーを作って家事や休憩スペースに
広さや二階の間取りに合わせて、使い勝手の良い空間を考えてみてくださいね。
⑦二階リビング
二階建てならではの間取りが「二階リビング」です。
一階の日当たりが悪い場合や、ビルトインガレージなどの採用で一階の床面積が狭くなるなら、二階リビングがおすすめです。
二階リビングは日差しが入りやすいため、明るい空間に仕上げることができます。
外からの目線も気になりにくいため、プライバシー面に配慮した間取りにすることも可能です。
ただし、老後は暮らしにくいという意見もあります。
将来、昇降機やエレベーターを付けられるように、あらかじめ空間設計を行っておくと良いでしょう。
⑧二階水回り・ランドリールーム・ウォークインクローゼット
バルコニーに外干しするなら、二階に洗濯に関わる空間をまとめて配置する間取りがおすすめです。
「水回り・ランドリールーム・ウォークインクローゼット」のすべてが二階にあれば、洗濯のすべてを完結させることもできます。
布団やシーツなどを洗いたいときも、わざわざ二階から重い洗濯物を一階へ運ぶ必要がありません。
子供部屋と寝室にそれぞれクローゼットがある場合でも、収納時間を短縮することが可能です。
ただし、老後の暮らしに関する心配や水漏れ時の危険性などのデメリットがあります。
採用する場合は、デメリットを理解した上で対策を考えるようにしてくださいね。
⑨広々バルコニーorバルコニーなし
二階ならではの間取りにバルコニーがあります。
敷地がコンパクトなら広々としたバルコニーを採用して、庭代わりに活用しても良いでしょう。
庭と比べて周りの視線が気になりにくいため、プライバシーが保たれた空間になります。
また、寝室とつながるバルコニーにすれば布団などが干しやすく、家事の効率も上がります。
一方で、最近では二階建てでもバルコニーを作らない家庭も少なくありません。
バルコニーを作らない理由を紹介します。
- 1階で洗濯を完結させたいからバルコニーを使わない
- 乾燥機を導入するため外干しの空間は不要
- バルコニーの掃除が面倒
- バルコニーにお金を掛けるならランドリールームを作りたい
洗濯動線や掃除の手間を考えてバルコニーは不要と判断する方も多いです。
自分の暮らし方に合わせてバルコニーの有無を検討してみてくださいね。
⑩屋上
見晴らしの良い敷地に家を建てるなら、屋上を採用しても良いでしょう。
三階と同じ目線で外を見ることができるため、景観を楽しむことができます。
また、周辺が二階建ての家ばかりなら目線も気になりません。
コンパクトな土地を購入して予算を抑える代わりに、屋上を作って庭のような使い方をすることも選択肢の1つです。
ただし、住宅会社によっては屋上の施工は行わないこともありますので、事前に確認してみてくださいね。
暮らしやすい二階建ての間取りにするポイント
暮らしやすい二階建てにするために押さえておきたい間取りづくりのポイントを紹介します。
動線を意識して間取りを作る
二階建ての家は階段を使って空間を行き来するため、動線を意識した間取り作りがポイントです。
例えば、洗濯のときに使う空間は一階にまとめる、クローゼットは二階の階段のそばに配置するなどで、洗濯動線が良くなります。
また、リビング階段を玄関側に配置することで、子供の友達が遊びに来たときにキッチンや脱衣所などの生活感が出る空間を見られずに済むでしょう。
このように、生活のイメージを膨らませながら、1・2階のつながりを考えた間取り作りを行ってくださいね。
使う場所にものをしまえる収納計画を立てる
収納は使う場所や量に合わせて決めることがポイントです。
これは平屋でも同じことが言えますが、二階建てではより意識することをおすすめします。
なぜなら、一階で使うものを二階に収納していると、使うときに階段を上って取りに行くのが大変だからです。
特に使用頻度が高いものに関しては、なるべく使う場所の近くに収納できるようにしてくださいね。
一階からの目線を考える
リビング階段や吹き抜けを採用するときは、一階から二階への目線を考えましょう。
例えば、一階のリビングの吹き抜けから二階の室内干しスペースが丸見えだと、生活感が出てデザイン性が下がりますよね。
洗濯物が見えないように配慮した間取りなら、急な来客時でも困りません。
また、1・2階が吹き抜けなどでつながっている間取りの場合、ニオイに関しても注意することがポイントです。
ダイニングで焼き肉をしたら、二階のクローゼットの服にニオイが付いてしまったなんてことも。
扉で仕切ることや効率的な換気方法などの対策を考えることが大切です。
下階の音に配慮して二階の間取り決めをする
二階建ての場合は、生活音にも配慮しながら間取りを考えることがポイントです。
なぜなら、違う階の生活音が気になってくつろげなかったり、集中できなかったりする可能性があるからです。
例えば、次のような事例があります。
- リビングの上に子供部屋を作ったら、子供がおもちゃで遊ぶ音がうるさい
- 吹き抜けの近くに寝室を作ったら、リビングの話し声が気になって眠れない
特に、家族内で生活リズムが異なる場合や自宅で仕事をする場合などは、音によるストレスを感じやすいです。
間取りだけでは解決できない場合は、床や壁に遮音材を施工するなどの対策も検討しましょう。
老後は一階で暮らせる半平屋の家もおすすめ
二階建ての家にしたが、老後に階段を使うのが大変と後悔する方もいます。
同じ後悔を避けるためには、将来的に一階で暮らせる「半平屋」の間取りの採用がおすすめです。
一階に寝室としても使えるようなスペースを作っておけば、老後に二階に上がって寝る必要がありません。
子供が小さな頃は、遊ぶためのスペースや客間として活用できますので、決して無駄なスペースではないでしょう。
平屋を建てるスペースはないが、老後はワンフロアで生活したいと考える方はぜひ採用してみてくださいね。
おしゃれな二階建ての間取りにするポイント
二階建てのデザイン性を高めるポイントを解説します。
一階と二階のつながりを作る
デザイン性の高い間取りにしたいなら、二階建ての高さを活かしましょう。
階段の壁をアクセントウォールにして一階と二階のつながりを作れば、存在感のあるおしゃれな空間に仕上がります。
また、各階の内装材の素材やテイストを同じにすると、まとまりのあるデザインに。
扉で仕切れる居室内は空間ごとに個性を出しても良いですが、階段でつながっている空間は統一感を意識することをおすすめします。
吹き抜けは梁見せ・高窓でおしゃれに
吹き抜けを作るなら、見せ梁や高窓を採用しておしゃれに仕上げましょう。
梁を見せると高級感や木の温かみを感じる空間に、高窓をつければ明るい日差しが降り注ぐ開放的な空間になります。
その他にも吹き抜け部分の天井を板張りにしたり、シーリングファンを取り入れたりしても良いでしょう。
理想とするテイストに合わせて、吹き抜けのデザイン性にこだわってみてくださいね。
階段や二階ホールの大きな窓から景色を楽しむ
景色の良い土地に家を建てるなら、階段や二階ホールなどに大きな窓を採用しましょう。
枠がスタイリッシュなFIX窓を採用すれば、景色を美しく切り取ってくれて空間のデザイン性が上がります。
自然豊かな土地なら四季によって、異なる風景を楽しめますね。
目線が気になりにくい二階に窓を取り入れ、室内からも季節を感じられるような住まいにしましょう。
階段周りの腰壁の素材選びにこだわりを
二階の階段周りには、高さ100cm前後の腰壁が施工されるケースが多いです。
なぜなら、天井までの壁だと圧迫感が出てしまうためです。
全面が壁紙で覆われた腰壁でもいいですが、リビング階段の場合は一階からでも意外と目に入りやすいため、デザイン性にこだわることをおすすめします。
例えば、透明のパネルやアイアンで仕上げても良いですし、腰壁にスリットを入れても良いでしょう。
腰壁よりもさらに開放的な印象になっておしゃれです。
安全性にも配慮しながら、階段周りの腰壁の素材選びにこだわってみてくださいね。
まとめ
家族内でもプライバシーを保ちやすい二階建ての間取り。
平屋の人気が出てきていますが、階段や高さがある二階建てだからこそ採用できる間取りもあります。
二階建ての強みを活かしてこだわりの間取りを採用し、大満足のマイホームを建ててくださいね。
KOUBUNでは、お客様の暮らしに寄り添った家づくりをしています。
暮らしやすくおしゃれな二階建てのご提案もしておりますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。
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