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シューズクロークとは?メリットデメリットはあるの?

  • 2024.09.06
  • お知らせ
シューズクロークとは?メリットデメリットはあるの?

今回のコラムでは、先日「あったほうがよいのでしょうか?」とご相談をいただきました、「シューズクローク」について、シューズクロークって何?という疑問はもちろん、メリットやデメリット、設置に向いている方の情報などをお伝えいたします。

そもそもシューズクロークとは?

シューズクロークとは、玄関に設けた、土足のまま出入り可能な収納スペースのことを言います。
シューズクロークの他、シューズクローゼットといった呼び方もあります。

シューズクロークは、通常設置されている靴箱とは異なり、靴以外にもコートやベビーカー、子ども用の自転車や、アウトドアグッズを始めとした、基本的には屋外で使用するものを収納するための収納スペースです。

玄関は何かと散らかりやすく、お子さんがいらっしゃるお家は特にその傾向にあります。
その点、シューズクロークがあれば、全てシューズクロークに収納してしまうことでスッキリした玄関を手軽に継続することが可能ですし、普段は出しっぱなしでも、急な来客時はさっと片付けることも可能です。

弊社は家づくりを考えお伝えさせていただく際に、「プラン」という言葉を使っているため少し違いますが、建売住宅や規格住宅、集合住宅で示されている間取りに書かれている「SC」や「SIC」はシューズクロークを指しています。

シューズクロークにも種類がある

弊社でも度々施工させていただいてるシューズクロークですが、種類は様々です。
特に注文住宅の場合、これと言って決まった形があるわけではないので、代表的なものをお伝えさせていただきますね。

★ウォークスルータイプ

ウォークスルータイプは、玄関からシューズクローク、ホール迄動線が一直線になっているタイプです。
家族とお客様の動線を分けたタイプで、家族は玄関からシューズクロークに入って、靴やコートやバッグをしまい、玄関ホールや廊下にでる。
お客様は、玄関から、まっすぐ玄関ホールに入る。

この形なら、シューズクロークをお客様の目に触れ指す事無く、便利に使用することができます。
名前の通り、スルー出来るシューズクロークです。

★ウォークインタイプ

ウォークインタイプは、こちらも名前の通り、中に入るタイプのシューズクロークです。
入口出口は玄関からの1か所のみであり、通り抜けるための動線を作らないため、収納スペースを広く取ることが可能です。
あまりスペースにゆとりはないけれど、綺麗で使いやすい玄関を実現するために、シューズクロークを設けたい方におススメの設置方法です。

★クローゼットタイプ

クローゼットタイプはその名でイメージする通り、居室に設けられているクローゼットによく似たタイプのシューズクロークで、奥行きと共に扉があるのが特徴です。

シューズクロークには扉が無いものが多く、玄関から扉の開け閉めなくそのまま入れるのが気になる・・・、靴の匂いとか大丈夫?という方におススメな形がクローゼットタイプです。
扉があるため、扉を閉めていれば区切られた空間になり、扉を開けない限り中が見えることがありません。
他のタイプと同じようにサイズや奥行の調整が可能なので、収納したいものや暮らし方に応じた設置が可能です。

シューズクロークのメリット

まずは、メリットからお伝えいたします。

★玄関がスッキリ片付く

玄関は、家から出る時、家に帰るとき、お客様が来られた時、帰る時、最初と最後に通る場所で、お家の印象を決めるとても大切な空間です。
その空間にシューズクロークを設ければ、床から天井までの大きな収納スペースを確保することが可能です。
靴や傘といった、元々玄関にしまっている物はもちろん、ベビーカーなども気軽に収納することができます。
生活感溢れるものをスッキリゆとりをもって収納することで、生活感を排除した綺麗な玄関のある暮らしを実現することができます。

外で使用するものをまとめて収納可能

シューズクロークはその大きさ故、靴や傘といったものの他、外でのみ使用するものを収納されている方が多くいらっしゃいます。
特にベビーカーや子ども用の自転車、アウトドアグッズや、お子さんが部活動で使用する道具等々。
皆さんの暮らし方に合わせて、臨機応変に使用できる。
それが、玄関に大きな収納を設けるとても大きなメリットです。

特に、先ほども記載しましたお子さんが部活動で使用する道具ですが、土などの汚れが付いたものを、家に持ち込むことなく自分でさっと収納できるのは、お子様の成長にもとてもメリットのあることです。

シューズクロークのデメリット

玄関に広いスペースが必要

シューズクロークは、靴箱を設置するのに比べて、大きなスペースが必要となります。
特に、靴や玄関回りの用品を収納するだけでなく、ベビーカーやアウトドア用品の収納の他、資源ごみの短期保管場所、手洗い洗面所などを設置する場合、その分のスペースを玄関に確保することが必要となります。

シューズクロークを確保したために、他の部屋が狭くなったり、水回りを圧迫したりする可能性もあるので、シューズクロークを設けたいと考える場合は、プラン作りの段階から検討に加えておく必要があります。

匂い問題

通常の靴箱ならたいていの場合扉が付いていますが、シューズクロークは扉が付いているクローゼットタイプを採用されない限り扉はありません。
シューズクロークのさっと入って収納できるという利便性が、扉を開けるというひと手間でめんどくさくなるという方が多いからです。

そのため、どうしても気になるというご相談を頂くのが、シューズクロークの匂い問題です。
靴箱に家族全員分の靴を収納した上、その他、外で使用するものを収納していくと・・・玄関に匂いが広がってしまうのは容易に想像できます。

ただ、そんなご相談を頂く際に、又はシューズクロークを設けるプランを考える時に一緒にご提案させていただくのが、消臭効果のある壁材の仕様や、換気扇や小窓の設置です。
匂いはどうしたってなくなりません。
だったらどうすれば改善できるのか。
匂いがあることを前提としたご提案で、匂いのデメリットに対応することは可能ですから、これから家を建てられる方、シューズクロークの設置を検討中の方は、ぜひ上記対策をご依頼される会社さんにお伝えくださいね!

汚れやすい

シューズクロークは大抵の場合、玄関の横に靴のまま入れるような設計になっています。
そのため、どうしても玄関の延長となり、ほこりや砂が溜まりやすくなるのはもちろん、収納する物によっては泥汚れなんかも当たり前に持ち込まれてしまいます。

綺麗なシューズクロークを保つためには、こまめな掃除が必要となるので、住み始めた後の維持についても事前に検討しておくことが重要です。

シューズクロークを便利なものにするためにできること

いつもいつも同じことを書いていますが、シューズクロークも同様で、使うのはお施主さんということです。
シューズクロークなら何でも便利なわけではなく、お施主さんの暮らし方に合ったシューズクロークを設ける必要があります。
自分たちの暮らしに合うのはどんなタイプか、検討してほしい点をいくつかお伝えいたしますね。

★扉はどうする?

何度も出てきた扉問題です。
扉があると匂いの問題や、収納が見えないというメリットがある反面、扉を開けるひと手間が増えるというデメリットがあります。
自分たちは匂いや見えることが気になるのか、それとも、扉を開けることが面倒か。
扉を設けたために、ついついそこら辺に置いたままにしてしまうという方もいらっしゃるので、自分はどんな性格をしているのか、じっくり検討した上でタイプを決めてくださいね。

★収納量を考える

例えば、靴がとても多い方と、とても少ない方。
ちなみに、筆者は年間3足で十分ですが、筆者の子どもは年間30足ぐらい必要としています・・・。
家族間、それも靴だけでも必要とする収納量は大きく違うため、自分たちはどうなのか、しっかりと検討しておくのがとても大切です。
せっかくシューズクロークのスペースを取ったにもかかわらず、収納量とあっておらず結局玄関にあふれてしまっているということもよくある話なので、収納量をしっかり把握するのはもちろん、ご自身の性格も考慮したサイズを検討するのを忘れないでくださいね。

★通路にゆとり

シューズクロークは、扉を開けて中のものを取り出すよくある収納と違い、人が入る収納です。
そのため、人が行き来するサイズもしっかり確認しておく必要があります。
特に、アウトドア用品やベビーカーの収納場所を兼ねたい場合、それらを持って出るということを忘れないでくださいね。

まとめ

今回お伝えいたしましたシューズクロークも、やはりお施主さんの暮らし方によって、便利な形が大きく変わる設備です。
集合住宅や建売住宅、企画住宅を購入される場合はどうしても暮らし方を反映したつくりをするのは難しくなるかと思いますが、注文住宅の場合、お打合せの際にどう使いたい、どんな暮らし方をしているとお伝えいただくことで、暮らし方に合わせたシューズクロークを取り入れた上でプランを考えることが可能です。

昔は、お部屋はどうする、水回りはどうするといった家づくりが主流でしたが、今は耐震や断熱はもちろん、プランだってお施主さんの暮らし方を基にした動線をとても重視したプランニングを行った家づくりができます。

玄関のスペースはとてもとても貴重な空間です。
シューズクロークを設けたいなと考えられる方は、ぜひどんなシューズクロークが必要か検討の上、相談されるようにしてくださいね。

堺市・和泉市・高石市・泉大津市を中心に高気密高断熱高性能の新築注文住宅を提案しているので、注文住宅をお考えの方は是非弊社を選択肢に入れてみてください!

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